
昨日22日、地元球磨酪農協主催の講演会がありました。
講師は、なんとあの農民作家の山下惣一氏でした。
地元球磨酪農さんは、現在100戸位の酪農生産者の
組合で、自ら独立の牛乳生産プラントをお持ちです。
牛乳及びヨーグルト等の加工品も取扱い立派な経営を
されている酪農生産者の専門集団です。
「組合長から農家が元気の出る話を」と
言う事でしたがと前置きして、
山下氏の話がありました。
現在、飼料、肥料、生産資材の高騰、
生産物の価格低迷の中にあるが、
農業をやっていて良かったと言う時代は
そこまで来ていると話されました。
私も同感です。人間が生きるためには
食べる物は何はさておいても必要です。
それを作る人が尊敬されないわけはない。
農と農業の概念の違いを話されました。
山下氏が農を語る講演会を開催すると、
出席者は圧倒的に若い女性達が多く、
そして皆元気との事~
若い女性達は、自ら食する野菜等は
自らが作りたいとの欲求がすごく強いとの事
福田内閣の最重要課題は、構造改革から
食糧確保、農業問題に軸足がシフトされた
それも、従来の国の施策、大型経営、集約農業の
方針から、それに反対してきた農家、学者等
関係者を集め全国的な意見聴衆を始めている。
大きな兆候、パラダイムの変化を感じ取りました。
このうねりは本物でしょう。
「食糧自給率の問題は、農家の問題ではなく
消費者の問題だ」と言う山下氏の発言
目からうろこでした。
農家は、食う物には困っていないんです。
自給率が何%だろうが、食べる物は自分で
作れるんですから~
担い手不足等農家が心配する必要は
ないんです。 本来消費者が真剣になって
考える事です。
作り手は、再生産が出来る価格と量で
作った物が販売され暮らしが出来れば
作りますヨ 心配しなくても
自らの食糧安保、自ら食する物の一部は
畑を借りてでも自らが作るそんな時代が
到来したのかもしれません
ロシアの都市住民は、土日、休日になると
郊外の畑で自分達の食する物は、
自分達で作るのが一般的習慣になっている事を
聞いた事があります。
山下氏の話は、農の現場から時代を見据えた
貴重なお話でした。
再度「農業に勝ち負けはいらない」(家の光協会)の
本を読み直してみようと思いました。
萩原新一
